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2024/11/12 10:33
ダイエットや寝る前の食事カロリーセーブのために、夕食の白米抜きを試した経験がある方も多いのではないでしょうか?
体にはどのようなことが起こっているのかを詳しく紹介します。
◆ご飯必要量はどれくらい?
一日に必要なエネルギー量は性別、年齢、体格や活動量などによって個人差はありますが、平均的な体格と活動量の男女の推定エネルギー必要量は、成人男性でおよそ2700kcal前後、成人女性でおよそ2000kcal前後としています。
そのうち、炭水化物は全体の50〜65%の割合で摂取することが望ましいとして「エネルギー産生栄養バランス」に示しています。
茶碗一杯は150gですから、ダイエットを考えていても、ご飯は意外としっかり食べて良いことがわかります。
また、摂取エネルギー量を極端に減らして代謝が落ちると、痩せにくい体質になりがちです。
ダイエットのために、食べたカロリーをしっかり燃やすことができる代謝量の高い体づくりが必要です。ご飯は燃焼しやすいエネルギー源なので、ダイエットにおすすめ。適量をよく噛んでゆっくり食べましょう。
◆ご飯の抜きカロリーセーブの落とし穴
ご飯を食べなければ摂取カロリーを減らすことはできます。食事量や咀嚼の回数が減ることで、満腹感が得くにいため、おかずやお酒の量が増えたり、甘いものがかえって食べなくなってしまった経験はありませんか。ご飯を抜いても、単純にカロリーダウンとはいかないのかもしれません。
夜ご飯には白米を抜くことでタンパク質や食物繊維などの摂取量まで減らしてしまうので、その分、栄養素の補足が必要なうえ、脂質摂取量を増やさない配慮も必要になります。
お米を抜くことはダイエットの食事として一見簡単そうですが、実はご飯を含む食事全体でボリュームを調整する方が栄養バランスは崩れにくいので、ダイエットの食事にむいています。
◆夜ご飯に白米を抜くことで何が起きる?
夜ご飯に白米を食べない理由の一つとして、就寝前に炭水化物を食べるよ太ることに繋がるのでは?といった心配があるのではないでしょうか。
白米のデンプンは、分解されブドウ糖になります。ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源として利用されますが、脳は睡眠中も活動しているためエネルギーが必要です。
ところが、一回の食事で体内に蓄えられるブドウ糖の量は、約12時間分と言われています。お昼ご飯以降、朝までに炭水化物を食べないと睡眠中に低血糖が起こる恐れがあります。
血糖値が低い状態で脳の活動が低下することが知られていますが、睡眠中の低血糖は翌朝の高血糖を招くだけではなく、繰り返すうちに心臓や認知機能に影響したり、重症化すると命に危険を及ぼすこともあります。
白米だけでを抜くのではく、食事全体を調整したほうが良さそうですね。
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