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2024/10/25 17:33
近年第一次産業の農業が注目され、農業に興味をもられる方が増えてきている傾向があります。今回は米農家にフォーカスを当てて現役農家が米農家は儲かるのか解説したいと思います。
◆米農家の現状
米農家は2000年には約174万戸ありましたが2020年には約70万戸に減少しています。20年間のうちに半数以上まで減っている状態です。
農業全体を見渡せばこ農家の割合が大きく、米は日本の農業の中心的な存在です。米農家になろうとしても成功する可能性は低いです。稼げる米農家を目指すなら取り巻く社会問題や農家になる方法を具体的に知っておく必要があります。
◆米農家は儲かる?
実際米農家を目指すうえでは、利益を出せるかどうかが気になるポイントでしょう。
農林水産省の統計結果の数値では、米農家の95%が赤字です。米の買取価格は60kg1万6000円〜1万7000円(2024年現在)10ha未満の米農家が米60kgあたりにかけているコストは1万2000円以上です。
市場の米の価格は上がっても材料代の高騰や機械代の高騰で経費が嵩み食っていくのがやっとです。
◆規模が大きいと利益も大きくなる
米農家は規模が大きいほど利益が大きくなる傾向があります。政府の統計によれば水田の作付け面積が20ha以上の場合、売上げは約4800万円、経費は約3600万円で所得は約1200万円にものぼります。
ただ規模を大きくするだけではなく、米の質にも拘らなければなりません。今年は気温の上昇で米のどう割れが目立ちました。いかに収穫量を上げ、どう割れを少なくし一等米を出荷するかが利益アップに繋がります。
◆最後に
米農家はやり方次第では大きな利益を出せる可能性は十分にあります。そのためにも高い技術やノウハウを身につける必要があります。
米農家を始めるにあたり、知識やノウハウ以外にも初期費用が大きくかかります。(トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、ハウス等の購入など)農機具の設備投資の負担は大きいです。
新規で農業を始める方の参考になれば幸いです。
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